軍艦防波堤(福岡県北九州市)

2023年8月15日 / 撮影日:2021年09月15日
紹介

福岡県北九州市にある軍艦防波堤は、戦後、湾を荒波から守るため旧日本海軍の駆逐艦の船体を防波堤の基部として沈め利用することでつくられました。現在も防波堤の一部として船の面影を見ることができるのは駆逐艦「柳」(大正6年進水、835トン)だけですが、建設当初は駆逐艦「涼月」(すずつき/昭和17年進水、3470トン)、駆逐艦「冬月」(昭和19年進水、3470トン)も防波堤として再利用されました。「凉月」と「冬月」は昭和20年4月6日、戦艦「大和」の護衛のため沖縄に出撃した駆逐艦で、奇跡的に沈没することなく終戦を迎えました。戦没者のご冥福をお祈りいたします。

 
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